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耐震補強工事について

今日は地震対策についてご紹介をしたいと思います。

1月1日に発生した能登半島地震により、家屋倒壊や土砂災害や津波などにより、死者が200人程度を超えるなど甚大な被害が発生しました。

香川県では他地域に比べて大きな災害が少ない為、良い事ではある反面、防災意識が低いことが問題視されています。

現在、香川県と市町が連携して実施している、耐震診断、耐震改修の補助事業の利用率も全国平均を下回っており、2023年度は過去最少水準という状況です。

※四国新聞調べ


昭和56年5月31日以前の旧耐震基準で建てられた住宅を対象に耐震診断・耐震改修工事等の費用の一部を補助する制度があります。

概要としては、
【耐震診断】
耐震診断に要する費用の10分の9以内(9万円を限度)を補助
※一般的なお家の場合は、一棟あたり11万円(税込)の場合が多いです。

【耐震補強工事】
補助額 補助対象経費と 100 万円を比較して、いずれか少ない額

補強に関してはお家の規模や状態によって大きく差があります。
補助額内で納まる場合もあれば、補助額を上回る場合も多々あります。

例)丸亀市の補助概要
https://www.city.marugame.lg.jp/uploaded/attachment/11511.pdf


では、何のために耐震補強をするのでしょうか。



まずは1回面の地震の揺れでお家が倒壊しない事が重要でなのです。

それでは、耐震診断から補強工事までの全体の流れについてご説明します。



耐震診断をした結果に基づいて、どの箇所をどのように補強するかを決めます。

今回はその一例として、壁の補強の流れをご紹介。

【工事前】


【金物の取付】
柱と梁、柱と土台を金物で固定します。



柱にアルミのアングルを取付


そこに構造用合板を固定


仕上げをして完了


生活をしながら工事を行う為、弊社ではお施主様の負担を少しでも減らす為に、工事するお部屋を一室ずつ移動しながら実施する事を心がけています。

23年度の補助事業は終了しており、24年度は4月以降で耐震診断の補助事業の受付が開始する予定です。
地震のあった年の翌年は補助利用者が増える傾向があります。

まずは弊社までお気軽にご相談ください!

住宅事業部リフォーム課 粂野(くめの)